メディア掲載

神戸新聞に掲載されました(2017年5月24日)

弊社が神戸新聞 2017年 5月 24日 朝刊に掲載されました。

■初心者にも創作の場を 神戸に3Dプリンター工房

ものづくりに関心のある人に自由な創作の場を提供しようと、神戸市東灘区のシステムエンジニア圓丸哲朗さん(67)が、3Dプリンターなどの機器を備えた工房を、同市中央区海岸通2の昭和ビルに開設した。
使い方の講習会も催しており「デザインや手作りに興味のある初心者に、最先端の機材を使う楽しさを実感してほしい」と、活用を呼び掛けている。

圓丸さんはコンピューター技術者として活躍する傍ら、地域イベントの企画に長年携わっている。技術や創作の現場では、立体的な模型を作り出す3Dプリンターの活用が広まりつつあるが、「神戸では、費用面や、技術を学ぶ機会が少ないなどの理由で、市民が機器に触れる場がほとんどない」と感じていたという。

そこで、昨年度の県の「高齢者コミュニティ・ビジネス離陸応援事業」の助成を受け、工房「MalsLabo(マルスラボ)」を3月に開設した。レトロなビルの一室には、3Dプリンターとレーザー加工機の計4台が所狭しと並ぶ。

まず講習会で使い方を学び、会員になると機器を自由に使うことができる。パソコンでデザインしたり写真を取り込んだりしたデータを使って、立体模型や精巧な切り絵、コースター、スマートフォンのケースなど多彩な品を創作できる。

現在は主に圓丸さんが運営しているが、いずれは、スキルを持った高齢者が使い方を指導するなど、“雇用の場”としても役立てたいという。

圓丸さんは「使い方は無限大。ものづくりの街・神戸の発信の場になればうれしい」と期待する。

工房は月-土の午前9時~午後6時。基本講習会を受講(3千円)した後、入会が必要。問い合わせはメール(malslabo@gmail.com)で。(神戸新聞記者:久保田麻依子)